
どうも!過去にあまりない大型連休をコロナ影響下で過ごしております。
何か勉強でもしようと思い、前から気になっていた「世界の教養365」を購入してみました。
というよりも購入しなくても下記のURLからすべて読める(うそでしょ 笑)
↑PCからは開けます。携帯からはダメでした。
ぱっと開いたページが♯167番の「人格の同一性」だったのですが、
というインパクトのある文書をみて、本日はこのページに集中することにしました。
というのも、仕事で忙しい間は、あまり心理学、哲学的なことを考えなくても良かったのですが、どうしても自宅待機の時間が増えると気分が下がったり、通常生活ではあまりない境遇の中で自己を高めていくことが必要な中、いい感じのモチベーションで休みをうまく消化できないか?という点が脳裏にありました。
心と体のバランスを考えるということは、ある意味、もし脳を移植されると仮定したときにどうなるかと、直感的に関連付けられるのではないかと。私としてはただのコロナ疲れでは終わらせたくない、という気持ちから無理やり心理学の方に持っていきました。
この検証の結論としては、「肉体や時間を超えて保持される人格の同一性は不明瞭。」ということに。このトピックをWEBサイトでいろいろと調べる中で、あとの♯202で出てくるデイヴィット‐ヒュームさんが人格の同一性について、革新的な発想をします。
彼は人格の同一性を否定しています。
まず最初に人格の同一性を提言したジョン ロック(経験主義者という立場から、人の人格は記憶の連続、というよりも記憶の範囲内、例えば自分が60歳で30代の事を鮮明に覚えていれば30代の時の自分とほぼほぼ同じ人間、5才のときを全く覚えていなければほぼ違う人間と論した)、まあ彼は私たちが考えているようは「自分は自分」「我思う、ゆえに我あり」のようにデカルト的な考えです。
それに対しての否定としてヒュームは、過去の自分と今の自分につながりはなく、人間は知覚の束の連続と虚構で出来ているとのこと。ニーチェの「神は死んだ」で有名なニヒリズムというスタンスをとりました。ん?
アニメのソードアートオンラインでは人の心は、脳の後ろのほうにある何らかが光のようにピカピカ光っており、それが心と言ってましたっけ。
私が思うに、集中している間は、心が活発にある状態、ちょっと鬱っぽく、勉強がはかどっていない状態は心そこにあらず状態、、、ということに。(?)
ヴァーチャル空間とアバター、「人格の同一性」は今後の大きなテーマとなりそうですね。
職場などの集団ではなく、コロナでの自宅待機などの個人レベルになってくると要は、虚構の時間を上手く減らしていけば良いわけなんですけど。そう毎時間、毎日自分(知覚の束)が入れ替わってしまっては「アニメ:君の名は」以上にセルフマネジメントが難しくなってきます。
勉強には休憩が必要ですし。休憩≒虚構? いいアイディアも浮かびませんね。休憩すると、新しいアイディア、モチベーションを、持った自分が生まれる。それが自分?
あまり話が広がってもあれですので、ここで絞めておこうと思います。私はこのヒュームやロックの話には両方、8割同意という感じです。あとはリサーチで詰めていこうと思います。
例えば今のようなコロナの状況下でも、この学習から大きな物を得られたと思う点がいくつもありました。
職場などの集団を超えて、国レベルになったときに、神は死んだというインパクトをそもそもうけないような、そもそもがニヒリズムで有名な国、そもそもの持論がない日本はコロナに対する状況への対応が素晴らしく早かった。(欧米は言い訳が先に出て、マスクをしなかった)。
反ニヒリズム、未だに宗教色の強い各国は、そうでない国に対してコロナ対策が遅れてしまったのも明らかですね。
日本は神と言った大きく信じるものがありませんが、しかし、すぐ流行が終わってしまうようなものに傾倒し、流行が去ったあと心のデフレに至ってしまうような若者が多いので、もともと状況に順応するのが上手い日本人として、この不況時に各国をリードしていくような、虚構を埋めていけるような行動をとっていきたいものです。
続く。。。。
論文ではありませんが、下記に引用を載せておきます。一つは大学受験の問題ですね。学生は設問を説くのでいっぱいで、文章は頭に入っていないのでは、、、(^-^; 文章頭に入ってなくても解けますからね。
あと私は美術が好きなので、現代美術と心理学の関わりも、下記の論文で露わにされており、面白いと思いました。
再学習で、生涯勉強です!
参考文献
西洋近代美術における 「神の死」とシュルレアリスム試論
https://www.seijo.ac.jp/education/falit/grant-book/jtmo4200000072xz-att/001-017_1.pdf
従属国家論 日米戦後史の欺瞞 (PHP新書) | 佐伯 啓思
https://www.nebuta.ac.jp/wp-content/uploads/03for-examinee/pdf/kakomondai/2016_kobetsugakuryoku_japanese_language.pdf
コメント